アフェクティブイノベーション協会

aiCafe

ai Cafeとは、協会理事による、それぞれ個別にテーマを設けた勉強会です。
AIA理事による、それぞれ個別にテーマを設けた勉強会です。 テーマに対する発表と参加者による活発な意見交換が特徴です。




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SKELセミナー
日時 :2019 年1 月24 日(木)
    19:00(開場 18:30) ~ 21:00
場所 :九州大学サテライトオフィス(有楽町)
講師 :椎塚久雄(SKEL)
テーマ:アフェクティブイノベーション XIV(2)
    メタ感性とトランザクティブ・メモリー
    「人の感性行動の本質を探る」
 今回(1/24)のSKELセミナーの内容は、散見的で多義にわたっていますが、今後へのひとつの問題提起を行っています。
けっこう奥の深い話題ですから、ここだけの説明では分かりにくいかと思います。

 まず、「トランザクティブ・メモリー(transactive memory)」から始まって、
いったい感性工学の本質はどこにあるのかを掘り起こして、
電気工学の類推的発想から今後の感性工学が目指すべき姿を概観し、
感性は工学の「核」としての位置づけに言及しました。

 次に、巷のビジネスの問題は「分析島」と「つながり島」があり両者は相性が悪いが、
この2つの島に橋をかけることが重要な課題であることを示しました。
メタ工学の概念は、世界的な課題であるSDGsの到達目標・変化の主軸である
「技術:Technology」と「社会:Society」に直結し、
それに繋がるメタ感性の概念が社会の諸問題の解決へと導くことではないかと思います。

 問題を解決する処方箋が必要ですから、それには感性ディスコースとか
感性トランザクティブ・メモリーのようなものが必要になってくるのではかいかと思います。
処方する「クスリ」としては、私が提案しているGIPモデルやGAPモデルがその候補になると思います。

 具体的にはこの「クスリ」に関する今後の製法(問題解決手法)が求められます。